2022.12.12 イベント

2022年度看護に関する講演会(ウェブ形式)を開催しました。【初回配信2022年10月22日(土) オンデマンド配信2022年10月24日(月)~11月23日(水)】

 2022年(令和4年)10月22日(土)、ウェブ形式にて、「病院から地域へー看護職が働く場の拡がりと看護の多様性」をテーマに、2022年度看護に関する講演会を開催しました。(オンデマンド配信 2022年10月24日(月)~11月23日(水))
 今回の講演会の形式や講演テーマの設定等にあたっては、これまで当財団の公募事業の助成を受け、現在現場の第一線でご活躍の看護職の方々にも新たに設置したアドバイザリーボードのメンバーとして参画頂いています。
 本講演会の企画意図は、次のとおりです。― 団塊の世代が75歳を迎える2025年は目前である。2022年診療報酬改定においても、地域包括ケアの推進を迫る内容になっており、医療の形態が「病院完結型」から「地域完結型」へと転換が進んでいる。そのような中で、病院だけでなく、多様な場で働く看護師が、どのような看護活動をしているのか、それぞれの看護の場の特徴やケアをご紹介頂き、看護師がケアを創造するヒントや役割の拡がりを考える機会としたい。―
 今回は、木村憲司当財団代表理事の主催者挨拶に続き、常磐大学看護学部大学院看護研究科角田直枝教授、ファミリー・ホスピス株式会社執行役員地域医療連携室室長城島真理子氏、及び当財団とのエクスチェンジプログラムにより30年以上にわたり交流を続けているメイヨークリニック(米国ミネソタ州)のHilary Joachim氏、Brenda L.Walsh氏、Roberta (Bobbi) J. Losure氏にご講演頂きました。
 ウェブ講演会は当財団として初めての試みでしたが、833名の方にご視聴頂きました。講演会後に皆様から頂いたアンケートでは、地域連携による看護実践の取組みについての話から大いに刺激を受けたという声や患者に寄り添うケアについての話に感動したという感想がよせられました。また、メイヨークリニックのシステマティックな退院調整についての話が大変参考になったというご意見も頂きました。ウェブでの開催形式についても、自身の都合に合わせて視聴が可能なため参加しやすいと、好評価を頂くことが出来ました。

講演1   『異なる職場で学ぼう、育てようー多施設協働による看護師教育』 (要旨)

     常磐大学看護学部 大学院看護研究科 教授・前 茨城県立中央病院 看護局長 角田 直枝 氏

講演2   『看護の多様性と活躍の場の広がり~高い医療ニーズに地域で応えるホスピス住宅の実践~』 (要旨)

     ファミリー・ホスピス株式会社 執行役員 地域医療連携室室長 城島 真理子 氏

講演3   『Mayo Clinic Care Management : Collaboration and Communication across the Continuum of Care』 (abstract)

     メイヨークリニックのケアマネジメント:ケアの連続性を貫く連携とコミュニケーション

     Ms. Hilary Joachim, MAN, RN, ACM, Nurse Manager, Care Management

     Ms. Brenda L. Walsh, MS, RN, Nursing Education Specialist

     Ms. Roberta (Bobbi) J. Losure, LICSW, MSW, Manager, Social Work

     Department of Nursing, Mayo Clinic, Rochester, MN

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