PROJECTS

講演会事業

2015年度東京講演会

2015年度東京講演会

 2015年(平成27年)11月7日(土)、東京都千代田区新霞が関ビル 全社協・灘尾ホールにおいて、「『未来を拓く 看護の力』-地域における医療・看護の推進と看護教育 PARTⅡ-」をテーマに、平成27年度東京講演会を開催しました。
 診療報酬改定や地域医療連携に係る施策の動向を踏まえて開催された本講演会には、全国から345名の看護関係者が参加しました。平成26年度の東京講演会と同様、国や看護関係団体からのご参加や、ナショナルセンターや国公立病院、国立大学や私立大学の附属病院、日本赤十字社や済生会等の全国組織の病院、そして、有力な多くの私立病院の副院長や看護部長の方々、また国公私立看護系大学の学部長や学科長、教授、准教授の方々に多数ご来場頂きました。さらに、今年は各都道府県の訪問看護ステーション連絡協議会にも講演会をご案内したこともあり、訪問看護ステーションなど在宅医療・看護に携わる方の参加が昨年よりも多く見られるなど、盛会に開催されました。

2015年度東京講演会

 第一部の講演会は、午後1時30分から始まり、まず、木村憲司財団代表理事が挨拶を行い、本講演会から地域医療・看護に係る貴重な示唆がもたらされることへの期待とともに、今後も看護への支援を実施していく旨が述べられました。その後、日本看護協会看護研修学校の竹股喜代子学校長の総合司会の下、京都大学医学部附属病院の秋山智弥病院長補佐・看護部長とメイヨークリニック看護教育スペシャリストのPauline Abraham氏の講演が行われました。講演会後半のパネルディスカッションは、聖路加国際大学の山田雅子教授のコーディネートの下、椎名美恵子有限会社ふれすか代表取締役・訪問看護ステーションみけ所長、佐々木久美子医療法人財団慈生会野村病院看護部長、宮下恵里社会福祉法人恩賜財団済生会熊本病院看護部長、メイヨークリニックの糖尿病CNSであるKristina Pearson氏の4名のパネリストで行われました。4名の発表に続いて、基調講演登壇者の秋山智弥氏とPauline Abraham氏も交えた意見交換とフロアの参加者との質疑が行われ、日米の看護実践や地域医療推進に係る各施設での取組みの実際等が熱心に語られました。
 最期に、講演会は、榮木実枝公益財団法人がん研究会理事(財団理事)の閉会の挨拶で閉幕しました。
 講演会後に皆様から頂いたアンケートでは、わが国を代表する高度急性期病院から急性期、回復期、そして在宅療養までの各々の医療に関わる医療機関及びメイヨークリニックでの実践に係るお話は説得力があり大変参考になったという声や、約30分にわたり行われた意見交換はとても有意義だったという感想を多く頂いており、臨床や教育の現場でこれまで以上に地域医療・看護の推進の必要性が高まっていることが感じられました。

2015年度東京講演会

 第二部の懇親パーティは、午後5時30分から霞が関ビル35F東海大学校友会館で150名を超える方々の参加を得て開催されました。
 木村代表理事の挨拶に続き、飯田圭哉厚生労働省大臣官房審議官(医政局担当)、坂本すが日本看護協会会長(川本利恵子常任理事代読)、清水嘉与子日本訪問看護財団理事長、伊藤雅治全国訪問看護事業協会会長など多くの来賓から看護職の皆様への温かい励ましや財団への期待等が述べられ、濵西千秋近畿大学名誉教授・市立岸和田市民病院リハビリテーションセンター長(財団評議員)の乾杯で歓談に入りました。パーティでは、メイヨークリニックから来日したPauline Abraham氏、Kristina Pearson氏、Susan Kolar氏、Mark Becknell氏からスピーチがありました。
 懇親パーティにも、講演会と同様、様々な領域の方々が参加されるとともに、財団の助成を受けた方々も多く見られ、お互いの交流を深める場にもなり、大いに盛り上がりました。
 最後に、別府千恵北里大学病院副院長・看護部長(財団理事)の閉会の辞により盛会のうちに閉会となりました。 2015年度東京講演会の記録

2015年度東京講演会