2025.12.23 イベント

2025年度メイヨークリニックとのエクスチェンジプログラムについて

 メイヨークリニックと本財団は、エクスチェンジプログラムにより、30年以上にわたってお互いに看護師を派遣し、交流を続けてまいりました。具体的には、本財団は1992年度から、長期海外看護研修事業として、メイヨークリニックに日本の看護師を派遣してまいりました。日本の看護師にとっては、メイヨークリニックの医療・看護の理念やコア・バリュー、高度な看護実践、そして米国中部地域の文化を学ぶ貴重な機会となっております。

 一方、メイヨークリニックからもこれまで毎年4名程度の看護師が来日され、本財団のほか首都圏の大学・大学病院などと交流を続けてこられました。メイヨークリニックの看護師にとっても日本の看護を学び、日本文化に触れる貴重な機会となっています。

 本年度も11月にメイヨーナース4名が来日し、東京大学病院、東海大学及び聖路加国際大学を訪問されました。

 また2025年11月13日(木)には、本財団主催の「メイヨーナース来日セミナー」をホテル東京ガーデンパレス(東京都文京区)にて開催いたしました。
本セミナーでは、Kristen M. Haack氏(メイヨークリニック 経営層と開発部門の健康管理担当ナース)に「看護師と医師の協働」をテーマに、メイヨークリニックで活用されている専門職間連携の主な戦略などについて語っていただきました。次にShari McCormick氏(同クリニック 男性健康泌尿器科ナース)には「メイヨークリニックにおける多様性と包括性への取組み」をテーマに、公平性に焦点を当てた教育と自律分散型のDEIB(多様性、公平性、包括性、帰属意識)の取組みが、リーダーシップ層と現場チーム全体でどのように連携して進められ、偏見の排除と多様性を尊重した実践の促進に役立っているかなどをご説明いただきました。セミナーに続く懇親会では、メイヨーナース及び参加者の方々がお互いに交流を深めておられました。多数の看護関係者の方々にご参加いただき、本セミナーはお陰様で盛会のうちに終了することができました。
終了後には、参加者の方から、「多職種連携などについて自身の病院でも取り組みたいと思える内容で勉強になった。」、「世界中から患者が来るメイヨーならではのテーマ。メイヨーの帰属意識を高めるためのプログラムが多数あり、印象に残った。ひとつひとつの取り組みが素晴らしい。」等の感想が寄せられました。

来日写真2025


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