2025.01.07 イベント

2024年度メイヨークリニックとのエクスチェンジプログラムについて

 メイヨークリニックと本財団は、エクスチェンジプログラムにより、30年以上にわたってお互いに看護師を派遣し、交流を続けてまいりました。具体的には、本財団は1992年度から、長期海外看護研修事業として、メイヨークリニックに日本の看護師を派遣してまいりました。日本の看護師にとっては、メイヨークリニックの医療・看護の理念やコア・バリュー、高度な看護実践、そして米国中部地域の文化を学ぶ貴重な機会となっております。

 一方、メイヨークリニックからもこれまで毎年4名程度の看護師が来日され、本財団のほか、首都圏の5つの大学・大学病院などと交流を続けてこられました。メイヨークリニックの看護師にとっても日本の看護を学び、日本文化に触れる貴重な機会となっています。

 2024年11月にはコロナ禍をはさんで5年ぶりにメイヨーナース4名が来日し、本財団主催の2024年度メイヨーナース来日セミナーにご参加頂き、講演やスピーチをして頂きました。また、来日されたナースは北里大学病院、国立がん研究センター中央病院及び聖路加国際大学を訪問されました。

 上記来日セミナーは11月7日(木)にホテル東京ガーデンパレス(東京都文京区)において開催されました。
本セミナーでは、Katherine Kielkucki氏(メイヨークリニックメイヨーバーチャル事業リソースナース兼消化器内科/肝臓科病棟ナース)に「看護師の定着と離職防止」をテーマに、看護師の離職率を低下させるために必要な戦略などについて語っていただきました。続いてWesley Nigon氏(入院患者ケースマネジャー)には「看護の質」をテーマに、看護ケアの質を高めるために行われているメイヨークリニックでの取組みをご紹介いただきました。セミナーに続く懇親会では、メイヨーナース及び参加者の方々がお互いに交流を深めておられました。多数の看護関係者の方々にご参加いただき、本セミナーはお陰様で盛会のうちに終了することができました。
 終了後には、参加者の方から、「日頃感じていることを言語化し、実際の取組みを伝えていただいたので大変参考になった。」、「マグネットホスピタルであるメイヨークリニックの教育・プログラムは最高だと改めて思った。中身が濃く、必死に聴講した。」等の感想が寄せられました。

来日写真2024


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