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講演会事業

2016年度東京講演会

2016年度東京講演会

 2016年(平成28年)11月5日(土)、東京都千代田区新霞が関ビル 全社協・灘尾ホールにおいて、「『未来を拓く 看護の力』-地域医療を学ぶとともに地域における医療看護介護の推進に取り組む-」をテーマに、平成28年度東京講演会を開催しました。
 診療報酬改定や地域医療連携に係る施策の動向を踏まえて開催された本講演会には、全国及び海外から462名の看護関係者が参加しました。平成27年度の東京講演会と同様、国や看護関係団体からのご参加や、ナショナルセンターや国公立病院、国立大学や私立大学の附属病院、日本赤十字社、済生会やJCHO等の全国組織の病院、そして、有力な多くの私立病院の副院長や看護部長の方々、また国公私立看護系大学の学長、副学長、学部長や学科長、教授、准教授の方々に多数ご来場頂き、盛会に開催されました。

2016年度東京講演会

 第一部の講演会は、午後1時30分から始まり、まず、木村憲司財団代表理事が挨拶を行い、本講演会から地域医療・看護に係る貴重な示唆がもたらされることへの期待とともに、今後も看護への支援を実施していく旨が述べられました。その後、北里大学病院の別府千恵副院長兼看護部長(財団理事)の総合司会の下、産業医科大学医学部公衆衛生学教室の松田晋哉教授とメイヨークリニック看護教育スペシャリストのLiz Boldon 氏の講演が行われました。
 講演会後半のパネルディスカッションは、聖路加国際大学大学院の山田雅子教授のコーディネートの下、片山智栄桜新町アーバンクリニック ナースケア・ステーション所長、柳澤美津代東京慈恵会医科大学附属柏病院看護部長、都築晃藤田保健衛生大学地域包括ケア中核センター・医療科学部リハビリテーション学科講師及び小島菜保子同地域包括ケア中核センター訪問看護ステーション管理者兼看護科長、メイヨークリニックの成人看護・がん看護CNSであるSherry Wolf 氏の5名のパネリストで行われました。5名の発表に続いて、基調講演登壇者の松田晋哉氏とLiz Boldon 氏も交えた意見交換とフロアの参加者との質疑が行われ、日米の看護実践や地域医療推進に係る各施設での取組みの実際等が熱心に語られました。
 最後に、講演会は、浦田喜久子日本赤十字社看護師同方会理事長(財団理事)の閉会の挨拶で閉幕しました。
 講演会後に皆様から頂いたアンケートでは、わが国を代表する高度急性期病院から急性期、回復期、そして在宅療養までの各々の医療に関わる医療機関及びメイヨークリニックでの実践に係るお話は説得力があり大変参考になったという声や、意見交換はとても有意義だったという感想を多く頂いており、臨床や教育の現場でこれまで以上に地域医療・看護の推進の必要性に対する意識が高まっていることが感じられました。

2016年度東京講演会

 第二部の懇親パーティは、午後6時から霞が関ビル35F東海大学校友会館で170名を超える方々の参加を得て開催されました。
 木村代表理事の挨拶に続き、神田裕二厚生労働省医政局長、坂本すが日本看護協会会長(洪愛子常任理事代読)、清水嘉与子日本訪問看護財団理事長、伊藤雅治全国訪問看護事業協会会長など多くの来賓から看護職の皆様への温かい励ましや財団への期待等が述べられ、メイヨークリニックから来日したLiz Boldon 氏、Sherry Wolf氏、Amanda DeLano氏、Juliane Myers氏からスピーチがありました。続いて、岩澤和子厚生労働省医政局看護課長及び松田晋哉教授をはじめ講演会にご登壇頂いた皆様のご紹介の後、菊池弘明弘前大学名誉教授(財団理事)の乾杯で歓談に入りました。
 懇親パーティにも、講演会と同様、様々な領域の方々が参加されるとともに、財団の助成を受けた方々も多く見られ、お互いの交流を深める場にもなり、大いに盛り上がりました。
 最後に、筒井真優美日本赤十字看護大学国際交流センター長・名誉教授・特任教授(財団評議員)の閉会の辞により盛会のうちに閉会となりました。
2016年度東京講演会の記録

2016年度東京講演会