ABOUT US

木村財団について

代表理事ご挨拶

公益財団法人 木村看護教育振興財団

代表理事木村 憲司

パラマウントベッド 株式会社 取締役相談役

公益財団法人木村看護教育振興財団は、1991年(平成3年)3月、パラマウントベッド株式会社の創立40周年を記念して、創業者木村隆輔(1918年~2007年)の私財を基本財産とし、当時の文部・厚生両省の共管により設立された財団法人が前身であります。本財団は、その後の公益法人制度改革のもとで公益認定を受け、2011年(平成23年)4月、公益財団法人となり現在に至っております。

パラマウントベッド株式会社は、創業以来一貫して「現場に学ぶ」というユーザー志向を基本姿勢にして事業を展開してまいりました。戦後間もない荒廃と混乱のなかで医療とはまったく無縁の身で起業した父木村隆輔は、多種多様で機能的な医療用ベッドやマットレス、病棟看護備品を開発し続けることができたのも、創業時より貴重なアドバイスやアイデアを賜った現場の看護職の方々のお蔭であるという感謝の念を折に触れ言葉にしておりました。いわばその「ご恩返し」として臨床看護職の方々を対象に教育助成の機会を提供させていただくというのが、本財団設立の趣旨であります。

本財団は現在、海外看護研修助成、看護研究助成、専門看護師奨学金助成及び看護に関する講演会の開催を、事業の四本の柱としております。とりわけ米国メイヨークリニックへの看護研修生の派遣事業は、同クリニックと本財団のパートナーシップのもとで本財団発足翌年より毎年実施してまいりました。

平成25年11月1日メイヨークリニック
                            より贈られた楯。木村看護教育振興財団への祝意と友好のシンボル。
2013年11月1日メイヨークリニックより贈られた楯。木村看護教育振興財団への祝意と友好のシンボル。

しかしながら、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大により、メイヨークリニックへの看護研修生の派遣は2020年度以降中断を余儀なくされておりましたが、2023年度は、4年ぶりに再開することができました。また本財団発足時より毎年実施してきた講演会事業も、2022年度よりウェブ形式により再開いたしました。

今後も時代や環境の変化に適応しながら、「看護の未来を、ともに」考え、看護教育及び看護実践の充実・向上を図るために必要な助成を行い、看護職の方々の育成に寄与してまいりたいと存じます。なお一層のご支援・ご協力を賜りますよう心よりお願い申し上げます。

2005年10月17日当時のモンデール駐日米国大使が
                            木村看護教育振興財団へ寄せて下さった感謝の手紙。
2005年10月17日当時のモンデール駐日米国大使が木村看護教育振興財団へ寄せて下さった感謝の手紙。